プログラミングスクールは無駄？選び方と注意点を解説！

近年IT業界の動きとして「DX化」「AI導入」など技術進歩が著しい中で、プログラミングスキル獲得を目指す人も増えてます。

また、プログラミングスキルの獲得を目的としてプログラミングスクールの受講を検討する人多いです。

しかし、オンライン学習が一般的になってきた一方で、「プログラミングスクールはやめとけ」「お金の無駄」といったコメントもネット上で多く散見されます。

本記事では、なぜプログラミングスクールは無駄なのかといった理由や、プログラミングスクールを検討する要素などを解説します。

なぜプログラミングスクールは無駄なのか？

結論として、「プログラミングスクールは無駄」ではありません。

ただし、受講生の様々な生活環境と学習目的が「無駄」となる可能性を作り出しています。

金銭面も含め、以下の理由があります。

おそらくプログラミング未経験あるいは始めて間もない人であれば、上記の理由に当てはまり迷いが生じているはずです。

プログラミングスクールの受講料が高い

おそらく検討を渋る最大の要因が「プログラミングスクールの受講料の高さ」だと思います。

受講料の相場は30~80万円程度ですが、金額によって種類や期間・カリキュラムの差異など様々です。

そもそもプログラミング初心者にとってプログラミングスクールを検討する際に、判断材料すらわからないと受講料の高さが無駄に感じる要因になります。

ネット環境を駆使すればプログラミングを学べる可能性がある

プログラミング言語の基礎学習や簡易なWebアプリ開発に関する学習の場合、ネット環境さえあれば可能であることも事実です。

独学による学習方法や習慣化ができる人であれば、無駄にコストをかけることなく取り組めることからプログラミングスクールの選択がなくなります。

一方で、独学によるプログラミング学習は挫折率が圧倒的に高いため、取り組む際は注意が必要です。

そもそもプログラミングスクールの選定が難しい

基本的にプログラミング未経験を相手にするプログラミングスクールは、未経験者あるいは初心者が検討する際に「検討基準がわからない」といったケースもあります。

金額やカリキュラム内容・卒業生のその後など、周りの情報をどれだけ固めてもいざ自分ができるかどうかを判断する方法が少ないです。

有名なプログラミングスクールも数社存在するため、比較内容があまり重要じゃない情報でいまいち決定しかねます。

目的があればプログラミングスクールが無駄ではない理由

プログラミング学習自体の目的があれば、決してプログラミングスクールは無駄になりません。

特に、期間を短縮し目的まで最短距離を走りたいのであればなおさらです。

プログラミングの習慣化が望める

趣味や学業に限らず、物事に対する習慣化は何事も重要です。

特に、プログラミング初心者にとってPCと向き合う時間はプログラミングの一歩です。

プログラミングを課題を持って取り組めるプログラミングスクールは、継続することで習慣化につながりやすいです。

体系的なプログラミング学習用カリキュラムがある

プログラミングスクールの利点として最も挙げられるのが、「体系的な学習カリキュラム」になります。

仮に、ネット検索で学習内容を発見しても、バラバラな情報を集め体系的に理解することは難しいです。

また、学習内容がどのような役割を持ってるのか、何に関連しているのかなど詳細な補足情報も充実しています。

就職/転職サポートがある

当然、プログラミングスクールは学習後の出口も充実しています。

結局、プログラミングスキルは「何かを達成する手段」でしかなく、プログラミング自体に教養以外の価値はありません。

そのため、自身のスキルアップによって就職活動のアピールや転職時のキャリアチェンジの斡旋が見込めます。

プログラミングスクールが無駄と感じやすい理由

すでにプログラミングスクールを検討する人であれば、いくつか比較しているはずです。

しかし、自身に見合ったプログラミングスクールを選ばなければ最大の成果を得られません。

最適なプログラミングスクールを探す必要がある

プログラミングスクールによって講師陣やカリキュラム構成、期間や費用にもばらつきがありあなたの目的に合ったスクールを探す必要があります。

「スクールへの探し疲れ」が情報の多さで発生し、結局何を選ぶべきなのか判断が分からなくなる人もいます。

「学ぶ内容の差異」「難易度の低さから受講料を無駄にする」といったネガティブな環境を作らないために、受講する理由や目的を明確にしましょう。

金銭面を工面できるかといった問題

できる限りスクール費用を抑えたい場合、プログラミングスクールの受講料はネックになります。

プログラミングの需要が高まったことにより、スクール講師のクオリティは高まり、短期間でエンジニアを目指せるカリキュラムが増えています。

そのため、高クオリティ教材の提供によって費用が増加してきています。

すでに基礎学習を終えた人であれば、就職/転職サポート特化のスクールや開発特化のスクールなどピンポイント学習のみに費用がかけられるか検討しましょう。

そもそも入会しても時間がないといった問題

プログラミングスクールに入会後、間違いなく重要なのが「学習に注げる時間」を確保できるかです。

学生・社会人問わず、仕事・プライベート・趣味・プログラミングなど両立できるか計画的なスケジュールを立てる必要があります。

たとえ学習カリキュラムに取り組んでも、必ずスムーズな計画的学習ができるとは限りません。

そのため、まとまった時間を用意できる期間あるいは特定の曜日を先んじて設定しておくとよいでしょう。

プログラミングスクールが無駄になる人の特徴

明らかにプログラミングスクールが無駄になる人とならない人に分けられます。

以下は、プログラミングスクールが残念ながら無駄になる人の特徴をまとめています。

スクールによる学習カリキュラムのみで終わる

残念ながら、プログラミングスクールの教材のみの学習でエンジニアになるのはかなり困難です。

おそらくですが、不可能といってもよいと思いますし、最低限でも自学習が必要になります。

というのも、学生時代であってもほとんどの人が学校の教科書だけで進学校や希望大学などに合格することは難しく、競争相手も落ちないように準備します。

プログラミングの分野も同様で、スクールを最大限に生かした人のほうが圧倒的に成果を出し希望通りのエンジニアになります。

段階的な学習を継続できない

あえて、プログラミングの基礎学習を「座学」、アプリ開発を「体験・応用」と位置付けるなら、基礎学習を疎かにするあるいはめんどくさがってさっさと応用編に飛び込む人がいます。

当然、サポートが充実したスクールであれば乗り切れますが、そもそも一人で自走できる能力を身に付けなければただコードを写経した人で終わってしまいます。

そのため、知っている・わかっているフリはやめて、一からしっかりと知識を積み上げていく学習を心がけましょう。

スクールに入れば知識がつくと思っている

プログラミングスクールの受講料は決して安くないため、それなりのサポートや学習環境が充実していますが最終的な定着度や進捗度は本人によるものです。

高校や大学・学習塾といった習い事と変わらず、通っているから力が付くと甘い考えで入会するのはおすすめできません。

プログラミングスクールを卒業するまで自主的な学習と課題解決を繰り返した人だけが成果を得られます。

入会したその日から提供されたコンテンツをフル活用する気概と実行力が必要になります。

分からない時に誰かを頼ってしまう

当然ながら、プログラミング未経験者であればわからないことのオンパレードになります。

コードの意味を一行ごとに悩んだり、アルゴリズムの構築でエラーが発生させたり、都度学習の課題が見つかります。

スクールのサポート体制としてメンターや講師陣のアドバイスを逐一受けることはできますが、他者に頼ってばかりでは自走できるエンジニアにはなれません。

プログラミングはエラーを繰り返し一つずつ体にしみ込ませるように挑戦し、他力本願にならないよう注意が必要です。

そもそもプログラミングを全く触ったことがない

プログラミングスクールを検討する前に、あなた自身の学習姿勢を確かめる作業を加えましょう。

プログラミング未経験や初心者のためのスクールは数多く存在しますが、受講料を払ってから「やっぱりできない」と気づくのは危険です。

基礎的な無料学習コンテンツやわからない専門用語を調べることも知識欲として楽しさを感じるか確認しておきましょう。

プログラミングスクールが無駄にならない人の特徴

一方で、プログラミングスクールが無駄にならない人も多数存在します。

以下は、プログラミングスクールが無駄にならない人の特徴をまとめています。

プログラミングスキルを活かせる環境がある

一方で、プログラミングスキルを活かせる環境を持っている状態の人は、プログラミングスクールが無駄になりにくいです。

なぜなら、活かせる環境にプログラミングを使う目的が設定しやすく、学習への意味を持たせやすいからです。

例えば、「仕事中の○○を効率化したい」「定型的な作業を自動化したい」など、プログラミングスキルの活用が現実的になります。

まとまった学習時間と目的が設定できてる

まとまった学習時間と期間に合わせて学習目標を達成するといった設定を取り決められる人は、やはりプログラミングスクールが無駄になりにくいです。

学業であっても仕事であってもプライベートの予定であっても、逆算して取り組む計画を立てスケジュール通りに動ける人はプログラミング習得が速いです。

万が一、学習目標が未達成であっても理想の目標と現実の達成度との比較からギャップを埋め、結果的に期間の変動があれど成果が生まれやすいです。

分からないことは独力で解決したい

プログラマーやエンジニアは、自身の知識で美しいプログラムやアルゴリズムを構築しているように思えます。

しかし、これは全くと言っていいほどの勘違いです。

過去に膨大なプロジェクトを成功させたエンジニアであっても、全てのコードを覚えているわけではありません。

これまで反復し経験した内容から正しい検索方法あるいは情報収集、類似アルゴリズムの転用などを駆使しています。

そのため、自分でわからなかったプログラムを解決まで導く能力は、プログラマーやエンジニアとって必須になります。

プログラミングが楽しいと感じる

どれだけ年収アップや働き方の自由度などのビジネス観点でプログラミングスキルを習得したいと考えても、純粋なプログラミングへの興味関心には勝てません。

これはプログラミングに限らず、「特定の何かにハマれる」状態は習得が誰よりも早いです。

ただの文字の羅列（純粋なコーディング）がプログラミングですが、自身のコードによって何かを実現できた時の喜びや楽しさを人一倍感じられる人は向いています。

プログラミングで開発したいものが明確にある

稀に、「社会にインパクトを与えたい！」「社会インフラの○○を改善したい！」といった野望を持つビジネスマンがいます。

エンジニア界でも同じで、強烈な社会貢献への気持ちや自分だけが持つ圧倒的な野望を糧に明確な取り組みが見通しとして掲げられるものがある人は、プログラミングが適している可能性があります。

また、そのような人であれば中途半端な努力や挫折するといった状態になりにくいため、明瞭な指針がある人はぜひ開発に取り組みましょう。

無駄な費用を回避するためのプログラミングスクールの検討ポイント

特に、大手だと安価に始められるプログラミングスクールは少ないです。

そして、不明瞭な情報のみで簡単に決められるほど、安易に選択と判断ができる費用ではありません。

心理的にも、何かを得るよりも何かを損失してしまうほうが精神的ダメージは大きいです。

必ず無料カウンセリングを受けることをおすすめします。

理由として、過去の卒業生が何を作れるようになったかポートフォリオを確認できますし、卒業後の進路や方針でどうなったか確認できます。

また、スクール入会の目的に合わせて学習内容を聞けますし、具体的な学習内容を無料体験で確認するとよいです。

上記の試用期間を設けているプログラミングスクールから検討しましょう。