フリーランスエンジニアの寿命は?取り組みによって末路が変わる

フリーランスエンジニアを目指す人がいる中で、「末路が闇。」「やめとけ。」などネットで目にするかもしれません。

誰かに止められたからといって、フリーランスエンジニアを諦める人は最初からなるべきではありませんが、把握しておかなければならないポイントも存在します。

フリーランスエンジニアとして押さえておくべき内容を確認していきましょう。

目次

一般的なフリーランスエンジニアのイメージ

一般的に、フリーランスエンジニアに対して世間が持つ一番のイメージは「自由」ではないでしょうか。

フリーランスエンジニアのイメージ
  • 「自由な働き方」を手に入れている
  • 「場所」に縛られることなく働いている
  • 好きな仕事を選んでコントロールしている

上記のようなイメージを持つ方も少なくないと思います。

実際に、実現できているフリーランスエンジニアは存在しますが、一定のハードルを越えた人のみだと断言できます。

そのため、多くの情報サイトでも「フリーランスエンジニアはやめとけ。」「フリーランスエンジニアの末路は闇。」など悲惨なコメントが散見されます。

では、一定のハードルとは何なのか詳しく解説します。

フリーランスエンジニアの寿命が短い理由

そもそもフリーランスエンジニアの寿命が短くなる理由は主に3つです。

フリーランスエンジニアの寿命が短い理由
  • 年齢による市場価値の低下
  • 体調管理の難しさ
  • 限定的なエンジニア業務だけではない

それぞれの理由について解説します。

年齢のよる市場価値の低下

たとえスキルセットが豊富なエンジニアだとしても、年齢によって市場価値が低下する可能性が高まります。

特に30代後半から40代にかけて市場価値の低下は著しいです。

大きく大別すると、以下の2つが事実として突き付けられます。

フリーランスエンジニアの二重苦
  • 求人側が若年層を求めている現実
  • 年齢による経験値から扱いづらさが見受けられる

一つ目として、求人側が若年層を求めている現実があります。

基本的に、企業側の求人案件では社員をPM/PLに配置することが非常に多いです。

そのため、PM層がコントロールしやすい年齢として若年層を選択するケースが高いです。

また、二つ目として年齢が高いフリーランスエンジニアは良い意味でも悪い意味でも経験値が高いです。

開発現場での知識/ノウハウ/仕事内容など把握・理解が深いため、エンジニア自身が働きやすくするために企業へ求める制約も多くなります。

そうなると、風通しのよい開発環境づくりを考えても、若年層でスキルが最低限備わっているエンジニアを採用するケースが増えています。

体調管理/時間管理の難しさ

フリーランスエンジニアの収入を高めるためには、現実問題として案件を複数抱えることになります。

当然、1案件のみでまとまった収入が手に入ればよいですが、残念ながら半永久的に案件が継続することはありません。

そのため、常に複数の案件を抱えて収入の安定を維持しなければなりません。

そうなると、案件管理の中でも時間の振り分けを考える必要があり、特にメンタルの安定と時間確保の重要性が高まります。

限定的なエンジニア業務だけではない

フリーランスエンジニアは、実質個人事業主であり独立した一人起業(会社化するかは個人による)です。

会社は、組織化しているため所属組織・役職・現場業務など、立ち位置によって限定的な業務で収まります。

要するに、よっぽど横断的な立場ではない一般社員であれば、メイン業務以外ほぼ仕事はないわけです。

一方で、フリーランスエンジニアは一人営業・会計・開発・総務等、エンジニア業務以外も割合が増えてしまいます。

フリーランスエンジニアの寿命を延ばす方法

上記の理由から、フリーランスエンジニアの寿命は短いと記載しましたが、寿命を延ばす方法も存在します。

要するに、寿命を延ばすために避けられないポイントがあります。

フリーランスエンジニアの寿命を延ばすポイント
  • 営業活動をエージェントに任せる
  • ビジネスの軸を一つでも多く持つ

営業活動をエージェントに任せる

もともとメインであるエンジニア業務が疎かになってしまうのは本末転倒です。

当然ですが、営業活動で疲弊している場合ではなく、活用できるものがあれば猫の手も借りましょう。

そこで、フリーランスエンジニアに案件を斡旋してくれるエージェント活用は重要です。

ただ、残念ながら下請け構造からエージェント費用が高くなりますが、まとまった収入が手に入ることと今後の交渉の余地もあるため、無駄になることはありません。

ビジネスの軸を一つでも多く持つ

一般的なエンジニア業務は、案件に対して与えられた業務を遂行する労働型ビジネスです。

しかし、寿命が短い理由から年齢を重ねるにつれて市場価値が相対的に低下します。

そのため、副業あるいは別事業としてストック型ビジネスが長期的な延命措置になります。

現在は、WordPressによるエンジニア情報サイト運営、YouTube/Udemy等の学習教材配信/販売、スキルアウトソーシングサイトによるパッケージ販売など、ポートフォリオがあれば収入につながるビジネスが存在します。

個人ビジネスにおける時間投与がすぐに結果へ結びつくわけではありませんが、一度金銭発生すればメンタル安定にもつながり好循環になります。

フリーランスエンジニアの寿命が延びた成功事例

フリーランスエンジニアが取り組みやすいケースとして、以下のパターンがあります。

フリーランスエンジニアが取り組みやすいケース
  • ティーチング/コーチングが得意な人
  • アプリ/ツール開発が得意な人
  • ライティングが得意な人

フリーランスエンジニアの中でも特性が分かれるため、それぞれの得意分野ごとに解説します。

ティーチング/コーチングが得意な人

まず副業や兼業でプログラミングスクール等のIT講師を専任できます。

上記よりも自身のコントロール配分を高めたい場合は、自身でコミュニティを形成するとよいです。

特に、未経験の方にとって現役エンジニアのスキルセットやノウハウは価値が高いです。

アプリ/ツール開発が得意な人

アウトソーシングサイトならランサーズ・クラウドワークス・ココナラが有名です。

筆者のおすすめはランサーズ・ココナラでのパッケージ販売です。

発注側から検索して連絡をくれるため、受動型の営業が可能になります。

ライティングが得意な人

すでにQiitaやZennなどのエンジニア情報サイトでの記事を投稿した経験があれば、取り組む価値があります。

即効性はあまりありませんがA8.netやもしもアフィリエイトに登録しておくと、PV数が増えていくにつれて広告案件などももらえるようになります。

まとめ|フリーランスエンジニアの末路は闇なのか

フリーランスエンジニアは良い意味でも悪い意味でも、時間の使い方が自分次第です。

たとえエンジニア業務以外は取り組みたくない人であっても、高収入であれば別のフリーランスをスポットで雇うこともできます。

まさに経営と変わらないため、あなた次第で時間と自由が手に入ります。

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